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悠々自適な日々を目指す

波音に抱かれながら眠りにつくような生活を夢見るブログ

【SS風】気づくと大学生になっていた

創作 創作-短編小説

お題「最近見た夢」

 

※一度間違って投稿してしまったので、下書きに戻して再投稿していますm(_ _)m

小説風に書いてみました。


Photo by photoAC

 

 朝起きると、私は大学一年生になっていた。

 ――そうだ。今日から授業の始まりだ。

 時間割もチェックしてある。教室の場所もメモ済み。大学生になったんだし、最初くらいきちんとしなければ格好がつかない。
 果たして、少し迷いはしたが余裕をもって一限目の教室に到着した。

 広い。大きい。小劇場より広いんじゃない? これがドラマでたまに見るような教室かぁ。

 席は後方だった。視界に届く範囲で前方を観察すると、すでに友達のような雰囲気ができている人達、スマホでもいじっているのか若干丸い背中、ぼーっと前方を見つめている横顔さまざまだ。
 教卓に立った先生はおっとりとした中年の男性だった。とにかく声が心地いい。いいから、だんだん困ってきた。

 やっべえ、眠くなってきた。

 昨日、ついRPGゲームに熱中して、夜中までノリノリでプレイしてしまったのだ。「少しだけ、ほんの少しだけだから!」と言い聞かせ続けた結果がこれである。
 結局、誘惑に勝てずに(でもノートを広げてシャープペンを持つというなけなしのカモフラージュを施して)目を閉じてしまったのだった……。

 

 場面が急に変わって、私は学食で昼食を終えたあとコクリ、コクリと首を何度も傾けていた。夢だから仕方がない。
 気づくと、生徒がほとんどいなくなっていた。慌ててスマホを見ると――次の授業が始まっているではないか!

 やっばい、次どこだっけ!? あ、そうだ視聴覚室みたいなところだった!

 メモしておいたはずなのにわからない。というかメモが喪失している。それらしい雰囲気の教室を見つけたが、直感で「これは違う」と判断して再び疾走する。夢だから仕方がない。

 ――そうだ、友達!

 わらにもすがる思いでスマホを取り出し、メッセージを送る。だが反応はない。
 初めての授業である、スマホをいじれるような状況に置かれているなどないと判断しておくべきだったのだ。

 やっぱりゲームなんてやるんじゃなかった。続きが気になるのを堪えてさっさと寝るべきだった。ああぁ初めての授業なのに出ないなんて怖い先生だったらどうしようううううう

 

ここで目が覚めた。冷や汗ものの状態から抜け出せてほっとしたのもつかの間……

「やばい! 早く花粉症の薬飲まなきゃあああ」

……この焦りが夢に反映されたんでしょうかねw