簡単に説明:
「一ヶ月に最低3冊は本を読む」という目標を掲げているため、月末 or 月初にまとめています。
漫画は除く。
言葉屋4 おそろい心とすれちがいDNA
詠子ちゃんついに! ついに恋を認める! の巻。ってそれだけじゃないですがw
この作品は、詠子ちゃんの詳細な心情にいちいち同意しながら青春時代をつい振り返ってしまいたくなる、ある意味恐ろしい作品でもありますw
だから「好き」って気持ちを自覚するまでの葛藤がもう、ほんといじらしくって。
ぜひともうまくいってほしいところなんですが、肝心の想い人くんの雲行きが……かなしみのフラグ立ったりしてない、よね? と思いながら続刊が気になって仕方ないです。
あとは、いきなり親しい人が亡くなってしまった衝撃ですね……70歳を超えたお年でも前巻では普通に元気だったので、びっくりしました。同時に「こわい」とも。
だからこそ、余計に想い人くんが心配なのです……。
ぼんくら陰陽師の鬼嫁 三
主人公・芹ちゃんピンチになるの巻。
こういうのは仲が深まるのが鉄板ですが、まさにその通りでポイントポイントでにまにまが止まりませんでした。
なんというか、巻が進むごとにホラー度が増しているような……(ノ∀`)
今回はお義母さんとの仲がよろしくない叔父さんが偵察にやってきて、嫁姑バトルは一時休戦、さらに一時的にタッグを組んでいましたが、多分作中最強じゃね? と思えてなりませんでした。
ちなみにこの叔父さんもなんだかんだで憎めない性格をしていて、北御門家の血筋を垣間見たようなそうでないようなw
そして前巻に登場した、式神が見える八代くんですが、旦那さん・皇臥の弟子となりました。
この彼、新人とは思えないほどサポートが光ること光ること。来てくれてよかったね、と思ってしまったくらいです。
そんな八代くんにも式神(伊周さん)がついたのですが、人型時はダンディーな執事・正体は巨大なレッサーパンダという、これまたなかなかいいキャラ。
皇臥さんと八代くんで出張中、お弁当を食べている時に「次があったら水菓子をつけてほしいと芹ちゃんにリクエストよろ」と言っているシーンで軽く吹いちゃいましたw
ラストで、北御門家の暗い過去がちらりと姿を見せました。芹ちゃんの過去ともつながるのかな、と気になって仕方ありません。
宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト
めでたく第一部・完となりました。
主人公・正義くんの想い人である谷本さんがエトランジェに来店するのは予想通りでしたが、ラストのラストで主人公・正義くんの実の父親が出てくるとは思いませんでした。
この父親がまあ、ほんと絵に描いたようなひどさで……離婚したのも納得できるほど。
本タイトルにもなっている「タンザナイト」が父親登場の話だったのですが、この回は正義くんの「周りの人を巻き込みたくない」気持ちも、リチャードさんの「何かあったなら話して、頼って欲しい」と訴える気持ちも両方わかるから、胸が痛くて痛くて。
リチャードさんの、正義くんに懇懇と話すシーンは特別心に響くものが多かったです。
「自分を大事にできない人が他人を大事にできるわけがない」
が一番きたかなぁ……。自分に余裕がない時を思い浮かべると確かに、と納得できるなぁと。
ちなみに谷本さんと正義くんの恋模様は、結構あっさり「失恋」で終わってしまいました。でも、谷本さんの態度からしてこれも予想通りだったかなー。
ただ、谷本さんにとって「大事な人」であることにかわりはないようで、その気持ちの色はリチャードさんと似ているんじゃないかと思いました。
まさかリチャードさんに「正義くんをひどく心配させないで(意訳)*1リチャードさん家がらみのごたごたがあった時の話ですね」と直接叱るとは。かっこいいですw
第一部完となったということは、正義くんの進路も決まったわけですが……なんというか、妖怪アパートのラストをちょっぴり彷彿とさせるような展開でしたw
リチャードさん、少しずーつ正義くんの周り固めてってない? 素直に吐いちゃいなYO!
いやあ、早くも続きが気になって仕方ないです!
脚注